商社営業のリアル【木材商社で3年働いた経験者が語る仕事内容・年収・向き不向き】
2026-03-06 公開
「商社ってなんかかっこいい響きだけど、実際どうなの?」
私が木材を扱う専門商社で約3年働いた経験から、商社営業のリアルを包み隠さず話す。
商社営業の仕事内容
私がいた専門商社は木材を専門に扱っていた。仕事は大きく3つに分かれる。
① 既存顧客フォロー
定期的に顧客(工務店・建設会社など)を訪問し、在庫状況の確認・新商品の案内・発注の受付を行う。関係性が売上を左右するため、信頼構築が最重要。
② 新規開拓
財務内容を調査した上でアポイントを取り、新規顧客への営業を行う。商社の場合、与信管理(支払い能力の確認)も営業の仕事のうちだ。
③ 事務・物流業務
仕入入力・売上入力・与信管理・フォークリフトでの倉庫作業など、営業以外の業務も幅広くこなす必要がある。「泥臭い仕事ができるか」が商社営業の試金石だ。
商社営業のリアルな年収感
商社は業界・規模によって年収の幅が大きい。専門商社(特定商材に特化)と総合商社では全く違う。
| 種類 | 年収の目安(一般的な水準) | |------|--------------------------| | 大手総合商社 | 600万〜1,500万円以上 | | 中堅専門商社 | 300万〜550万円 | | 中小専門商社 | 250万〜400万円 |
私がいたのは中堅の専門商社だったので、年収は業界全体の平均的なレンジだった。「商社=高年収」のイメージは大手総合商社に限った話で、専門商社は必ずしもそうではない。
商社営業ならではのきつさ
① 顧客が「年配のプロ」で最初は相手にされない
木材業界の顧客は職人や建設業のベテランが多い。若手営業マンが行っても「若造には任せられない」という雰囲気がある。信頼を積み上げるまでの期間が長く、最初は本当に辛い。
② 商品差別化が難しく価格競争になりやすい
同じメーカーの同じ商品を複数の商社が売っているため、「価格で負けたら終わり」という状況が多い。価格以外の価値を作ることが求められる。
③ クレームが多い
木材は「生きている素材」なので品質にムラがある。検品をしても届いた商品にクレームが入ることは珍しくない。クレーム対応のスピードと誠実さが、商社営業の真の差別化ポイントになる。
商社営業に向いている人
- 長期的な関係構築が好きな人
- 泥臭い仕事を厭わない人
- クレームをチャンスと捉えられるメンタルの持ち主
- 特定の業界・商材に深い知識を持ちたい人
※本記事は筆者の実体験をもとに作成しています。会社名・個人名・特定できる情報はすべて匿名化しています。
